こんにちは、東建ハウジング代表の久慈正己です。
一昨日より連載している木造住宅の基礎工事。
3回目となる今回は
3、コンクリート工事
についてお送りいたします。
■基礎コンクリート打設
現場に納品される生コンは、生コン車1台1台かならず納入書を確認し、現場名、出荷時間、コンクリートの呼び強度など、重要事項を確認してから打設をおこないます。
16:ホールダウンアンカーボルトの位置確認
基礎配筋時に取付毛が行われる金物。コンクリート基礎と、その上に乗る土台の木材を固定するためのものです。取付け忘れがないか、設置位置の確認などをコンリート打設日に再度確認するとともに、打設中は傾きがないかなども確認します。
17:立ち上がり部生コン打設
スラブのコンクリートを打設した数日後に、立ち上がりの型枠を組んでコンクリートを打設します。
打設を行う際は、バイブレーターという振動機を使用して、型枠の隅々までコンクリートが充填されるようにします。コンクリート打設後は、天端が平らになるよう、レベラーと呼ばれるモルタルを流して水平を確保します。
18:基礎型枠の脱型(だっけ)
打設後、数日間の養生期間を経てコンクリートの強度が発現してから、型枠を取り外し、基礎コンクリートの施工完了です。
19:貫通部の隙間処理
打設前に設置した配管等の間にできた隙間を、無収縮モルタルやコーキングで埋めます。とくに、コンクリート基礎を外側から覆う「基礎断熱」では、この隙間が欠損部分となり結露が発生しやすくなります。隙間を埋めるとともに、断熱欠損部には硬質ウレタンフォームを吹き付けるなどの処理を行います。
20:立ち上がり基礎幅確認
脱型後、基礎の幅および高さが指定通りの寸法になっているか確認します。
21:立ち上がり天端高さ確認
立ち上がり部の高さの確認とともに、不具合がないか、表面を目視で確認します。コンクリート内のジャリが隅にかたまり穴だらけになっているジャンカやひび割れ、空洞などがあると必要強度が得られないので、補修等を行います。(程度による)
22:アンカーボルトの位置確認
基礎伏せ図、一階伏図の位置どおりにアンカーボルトが設置されているかを再度確認します。コンクリートを打設する際に大きくずれてしまったり、傾きが大きい場合は一度撤去し、接着系アンカーなどで新設することも検討します。
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続いて、土台・建て方についての工程に入ります。
最初からご覧になりたい方は以下よりご覧ください。
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